私はアルペンスキーではインターハイ、全日本スキー選手権入賞、スキークロスでは2030年冬季オリンピック出場が目標です。アルペンスキーは今まで中学3年間、高校2年間全国大会で入賞まで後一歩というところで失敗してしまうという非常に悔しいレースがいくつもありました。その度に、スキーの神様が私に頑張る理由をくれていると切り替え練習に励んでいます。アルペンスキーは2本滑ります。1本目に入賞圏内にいるときに、自分は全国で闘っている、闘えていると思う快感は忘れられません。その快感がレース終了まで続けたいから、私は全国入賞を目指しています。アルペン、スキークロスどちらもヨーロッパが本場のスポーツのため海外にも練習環境があります。特に、スキークロスは国内ではまだ知名度が低く、環境も少ないです。自分の夢を叶えるために海外へとより良い環境を求めて、さらに国境を超えて日本では感じられないものを感じたいと考えています。また、自分の活動を通じてもっと世間にスキーの面白さ、楽しさを知ってもらいたいと考えています。私は、オリンピックなどを見て世界を相手に一つのことを頑張るアスリートを見ると勇気をもらえ、その競技に興味が湧きます。両親、コーチ、チームメイトに感謝の気持ちを持ち続け頑張る姿勢を持ち、スキーを全く知らない人たちに私を見てもらうことで、スキーの楽しさを伝えスキー人口を増やすことに貢献したいと考えています。

私は国境を超えていきたいです。2024年江原道冬季ユースオリンピックにスキークロスの日本代表として出場しました。それまでも何度か練習のために海外には行っていましたが、何国もの選手たちが集まる世界大会は初めての経験でした。他国の選手とは、競技を通じて共通の話題で盛り上がれたり、練習の際はゴールした後、同じリフトに乗り互いの言葉を教えあったり住んでいるところについて話し合うことができました。私の未熟な英語を海外の選手は一生懸命聞き取って伝えてくれて、より一層絆を深めることができました。いくつもの国の自分と同じものを頑張る選手とコミュニケーションを取るということは、日本国内の大会だけでは経験できないことで国境を超えて戦う素晴らしさを感じました。また、男女混合という競技では男女でペアを組み闘いました。性別を超えた絆を感じ、自分1人では無く、日本を背負い日本として世界と闘っているという実感が湧き、その重みを背負う自分に自信がつきました。国境を越えることで、沢山の人と関わるチャンスが増えます。違う言語、違う文化の中でも同じスキーというものを頑張る人に出会えることは生涯の経験の中で本当にわずかな貴重な経験だと思います。1スキーレーサーとして、国内ではできない経験ができる世界大会に、日本を背負い戦い自分の自信とする。これが私が国境を超えたい理由です。