両親が波乗りをしていて、海辺のすぐ近くに住んでいたので、5歳の頃から自然とサーフィンを始めていきました。翌年からコンテストにも参戦して勝つ喜びと負ける悔しさを味わい、全国各地の大会に参加してきました。サーフィン の競技は基本的には15〜20分の試合時間で4人同時に競技を行い、4人のうち2人が次のラウンドに勝ち上がり、最終的に4人で行われるファイナルで優勝が決まります。1本ごとに乗った波のサーフィン に対して0点から10点の点数で評価されます。時間内には何本もの波に乗る事はできますが、上位2本のサーフィン が自分の得点となり勝敗の基準になります。私は10歳の頃からは海外での練習や試合参戦の為に、バリ島やオーストラリアやカリフォルニア等、毎年積極的に海外にも進出をして練習や大会への参戦を果たしてきました。高校生の頃には日本強化指定選手に選出され、国内での試合成績をもって大学に進学をしました。大学ではスポーツ科学を専攻してサーフィンを競技として考えていく上で、基礎から応用までを学習しインプットとアウトプットを試している最中です。学生時代も日本サーフィン選手権3位やインカレ3位等の成績を掲げ、2024年からはアジアプロツアーにも参戦し始めました。アジアプロツアーには国内とオーストラリアと台湾での試合に参加しました。最高順位は国内で行われた9位で年間アジアランキング51位と、アマチュア選手ながらプロ選手相手にしてもと充分に渡り合った結果を残してきています。



GO BEYOND な 人
小松凜輝(コマツリキ)
サーファー
今目指している事は、全日本サーフィン選手権で優勝して日本一のタイトルの取得と、WSLアジアプロツアーにおいて20位以内のランキングに入ることです。最終的ににはアジア5位以内に入りワールドツアーへの参戦とロサンゼルスオリンピックの代表争い、そして出場内定を果たす為に日々のトレーニングを行なっています。海外で活躍する選手は日本の選手よりも強靭な身体つきでそのうえ技術も非常に高く、そういった選手のサーフィンを間近で見て感じとる事は、自身の成長スピードを上げてくれる素晴らしい環境です。また日本とは全く質の違う、ハイクオリティな海外の波で練習をする事は、技術面においても非常に重要な経験値になってきます。日本だけでトレーニングを重ねてもやはり限界を感じる部分があるので、積極的に海外での経験を重ねる事は、競技レベル向上においても非常に重要な選択と考えます。なので2025年3月にもハワイのオアフ島ノースショアにて強化トレーニングを行い、技術と経験を高めてこようと考え、その経験を活かして今シーズンの試合シーズンに入る計画にしています。また試合以外の育成についても目指す部分があり、私が所属しているムラサキスポーツではMJSLと言うジュニア世代を育成する取組みを積極的に行っています。実際に私のように、10代の早い内から海外にて経験を積む選手は増えてきていますが、よりもっと多くの選手が海外での経験をする事は、競技以外の部分においても非常に成長をさせてくれるので、若手選手の育成もムラサキスポーツと共に励んでいます。
小さな頃より海外での練習や試合の経験を積めた事は、今の自分自身を形成するにあたり非常に重要なことでした。親元を離れ生活をすること、自分で考えて答えを出していくこと、困難を乗り超えていくこと。日本とは違う環境に身をおくことは正直不安や怖さはたくさんありました。しかしこういった経験は、自分自身で感じている以上の成長があり、このような環境に身をおけた事に感謝しています。また日本と違う文化に触れる事は、考え方の柔軟さも育ててくれるので、色々な文化を知る事も重要だと考えます。私が考える GO BEYOND. とは、自分自身の成長の壁をどんどん超えていく事で、私はサーフィン競技を通してたくさんの成長と経験を得ています。特に昨年、オーストラリアで行われたプロツアーに参戦した際には、日本でトップ選手だった自信を見事にへし折られ、今の自分に足りないものは何かを考えさせられる大きな契機にもなりました。私のサーフィンの成長はまだまだ止まりません。今日の自分を明日も必ず超えていき、世界でしっかりと通用するサーフィン選手になります。
GO-BEYONDER No.677

サーファー
小松凜輝
2003年8月28日生まれ、神奈川県藤沢市出身。
ムラサキスポーツ茅ヶ崎店/日本大学所属。5歳からサーフィン を始めて、翌年から競技者として全国各地や海外で行われる試合に参戦。
現在は国内主要大会とアジアプロツアーを転線しながら、世界で通用するトッププロ選手を目指し日々のトレーニングに励む。
2024年9月 全日本サーフィン選手権 3位
2024年9月 QS3000 OMAEZAKI PRO 9位
2023年10月 全日本学生サーフィン選手権 3位
2023年9月 全日本サーフィン選手権 7位
2023年度 NSA日本代表強化指定選手
2022年9月 全日本サーフィン選手権 3位
2022年度 NSA日本代表強化指定選手
2021年度 NSA日本代表強化指定選手