初めて海外でパフォーマンスを行ったのはイギリスで、きっかけは友人の誘いで日本文化をテーマにした現地のお祭りに出演したことでした。言葉の通じない国でワードレス（非言語）のパフォーマンスを披露した際、想像を超えるほどの盛り上がりがあり、私たちの演技を気に入って連日観に来てくださる方、感動して涙を流す方、侍の姿を見て歓喜の声を上げる方など、たくさんの反応をいただきました。世界には日本のアニメや侍、忍者が好きな人が多く、目の前で実際に動く侍を見て心を動かされる人々の姿に触れ、「私たちのパフォーマンスには言葉を超える力がある」と実感し、そこから世界ツアーへの挑戦へと繋がっていきました。今では、侍や忍者のパフォーマンスをはじめ、着物や和楽器などを通して、日本独自の伝統文化を世界の人々に“目で見て、肌で感じてもらう”機会を届けたいと考えています。私たちの活動をきっかけに、観た人が日本の伝統文化や歴史、アニメに興味を持ち、日本を好きになってくれたらとても嬉しく思いますし、私たち自身もまた海外の文化に触れ、互いに学び合いながら視野を広げていきたいと願っています。

たくさんの国でステージに立たせていただきパフォーマンスを披露してきた経験から、言語が違っても、パフォーマンスを通して感動や笑顔、そして勇気を与えることができると私たちは思っています。言葉の壁を乗り越えて友情が生まれることもたくさんありました。新しいチームになっても、前チームから引き続き応援してくれる世界中の人たちや、これから興味を持ってくださる皆さんと、言葉の壁を越えてつながり、これまでやってきたワードレスの殺陣芝居だけでなく、美しい剣舞や迫力ある立ち回りを、信頼できる仲間たちとともに、これまでの自分たちを超えたパフォーマンスで世界の人々に日本のすばらしさを届けたいと思っております。